タケノコの思い出

 

おはようございます。

 

この季節になると青果売り場にはタケノコがたくさん並んでいます。

 

カレンダーには赤い数字が続き、楽しい時期になりましたね。

 

5月1日と2日の黒い部分を赤に変えると9連休となり、まさにゴールデン

 

ウィークですね。

 

普段の仕事のストレスを解消するためには大切な時間だと思います。

 

みなさんは旅行やレジャー、里帰りなど心をリフレッシュすることができ、

 

とてもいい休暇となるでしょうね。

 

スーパーで働く僕は、ゴールデンウィークはお客さんにお肉を食べて

 

元気になってもらうために充実した日々を過ごしています。

 

この時期、お客さんに楽しく過ごしてもらうために、できるだけ

 

美味しいお肉を提供することが僕の仕事です。

 

昨年のゴールデンウィークのことを思い出しました。

 

その頃、僕の友達から電話があり、GWに家族と実家のお母さんと一緒に

 

キャンプに行くので、バーベキュー用のお肉が欲しいとの事でした。

 

その友達とは中学生の時からの親友で、少し離れたところに住んでいますが

 

今でも時々会って食事をする仲です。

 

話を聞くと、長い間がんの治療を受けていたお父さんが亡くなり、

 

お母さんは実家で一人で暮していたようです。

 

彼はお母さんに度々電話をして、その暮らしぶりを心配していたようです。

 

お母さんは、お父さんがお墓に入ってからは毎日欠かさずお墓参りを

 

していたそうです。

 

そんなお母さんは、「私はお父さんが亡くなって、とても心細いのよ。

 

私も早くお父さんに会いに行きたいわ」と電話で泣くそうです。

 

コロナが流行していましたが、彼はお母さんのことがとても心配なので

 

気分転換に、密にならない山奥にあるキャンプ場に誘ったそうです。

 

実は僕は、中学生のとき1度だけ彼の家に遊びに行ったことがあります。

 

そのとき、彼のお母さんはおやつにホットケーキを焼いてくれました。

 

お母さんと友達と僕の3人はそれを食べながら楽しくお話をしました。

 

僕は今でも、その優しさと美味しさは忘れることはできません。

 

キャンプの日、僕はあの時の忘れることのない嬉しさへのお礼と、

 

傷心した彼のお母さんの気持ちに共感し、焼肉用のお肉と一緒に彼女に

 

手紙を書いて彼に渡しました。

 

それからしばらくして、お母さんから僕宛に手紙の返事が届きました。

 

お母さんは僕のことを覚えていて、僕の手紙にとても感動して涙が出て、

 

たまらず返事を書いたそうです。

 

その手紙と一緒に、新鮮なタケノコも送ってくれました。

 

彼女の温かい気持ちがこもったタケノコはとても美味しかったです。

 

今でも、そのときの優しさと感動を忘れません。

 

僕は今の青果売り場のタケノコを見てそれを思い出しました。

 

僕の気持ちが伝わり、今ではお母さんは元気を取り戻し、

 

実家で畑仕事に励んでいるそうです。

 

彼女との手紙のやり取りって、今書いているブログと同じだと感じました。

 

ほとんど繋がりがない人とでも、書いて心が繋がれば、心のこもった☆や

 

コメントが返ってきます。

 

それがとても嬉しくて僕は今までブログを書き続けています。

 

心の繋がるブログって、本当にいいものだと感じています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

(これからGW後半です、仕事が忙しくなるのでしばらくブログはお休みします。

 

 みなさんはGWを楽しくお過ごしください)