誤解されることって、辛いですね

 

おはようございます。

 

一昨日、僕は仕事がお休みで、いつものように娘を連れて

 

公園で楽しく遊んで、家に帰ると奥さんがハンバーグを

 

作る準備をしていました。

 

既にボウルには挽肉と白菜とニラと調味料が入っていて、

 

こねて丸めるだけでした。

 

僕がこねて、娘とふたりで丸めました。

 

僕のハンバーグは大きくて丸く、娘のは小さくてハート形でした。

 

僕は人間関係を円滑に保つ気持ちが、娘は人にやさしい気持ちが、

 

それぞれのハンバーグに表れているようでした。

 

その日は楽しく充実した日でした。

 

ところが、その日はお店では大変なことが起こっていました。

 

翌日、お店が開店し、商品作りが一段落した頃、副店長が作業場に来て

 

話があるから研修室に来てくれと言うんです。

 

僕と副店長が研修室に行くと、そこには店長が座って待っていました。

 

席に着くと、テーブルの上には豚肉の薄切りのパックが置いてありました。

 

店長はそのパックを僕の前に差し出し、その中から、ビニールの

 

破片のような物を取り出しました。

 

昨日、お客さんからお肉の中にビニールが入っていたとクレームがあり、

 

回収したそうです。

 

僕は大変なことをしたと思い、胸が苦しくなりました。

 

店長から普段豚肉をスライスする時の状況を尋ねられました。

 

僕は冷蔵庫の中から真空パックになったお肉の塊を取り出し、

 

スライサーで加工してお店に出すまでの工程を説明しました。

 

説明が終わった時、ふとパックの日付けを見ると、そのお肉が

 

製造された日は僕がお休みの日でした。

 

僕のお休みの日は代わりに僕の部下が切るんです。

 

お休みだったので、それを作った時の状況は分かりません。

 

でも僕は精肉部門のリーダーです。

 

僕の指導が悪かったのです。

 

部下のせいにはしたくはありませんでした。

 

店長は昨日は大変で、カード情報からその商品を買った

 

お客さんにすべて連絡し、体調が悪くないかを確認し、

 

返金処理をしたそうです。

 

店長は「このようなことはお店の信用を台無しにしてしまう

 

重大なことだ」と強い口調で言いました。

 

そして、「お前の仕事のやり方はお客様の立場に向いていなくて、

 

自分の都合に合わせているんじゃないか?」と言うんです。

 

それ以外にも、僕が普段出来ていないことをたくさん指摘して

 

叱りました。

 

針のむしろとはこういうことなんでしょうか。

 

「こんないい加減な気持ちで働くのなら、よその部門に異動して

 

もらうよ」と言われました。

 

僕はお肉の仕事が好きで誇りを持っています。

 

とても悔しくて、泣きそうになりました。

 

店長は「今の気持ちはどうなんだ」と僕に聞いてきました。

 

僕は「お客様に迷惑をかけて反省しています。

 

今後、このようなことがないように気をつけます」と謝りました。

 

それを聞いた店長の表情は少し和らいだように見えました。

 

「でも、ひとこと言わせてください、僕はお客さんを軽視する気持ちは

 

まったくありません」と僕は伝えました。

 

そこで店長との話は終わりました。

 

副店長はその間ずっと黙ってふたりの話を聞いていました。

 

僕は売場に戻ってとても暗い気持ちで働きました。

 

しばらくして、副店長が「ちょっと来なさい」と僕をバックヤードに誘いました。

 

副店長はやさしい顔で「店長はきついことを言ったけど、気にするな、

 

あなたがどのような態度を示すのか知りたかったんだよ。」

 

と僕を慰めてくれました。

 

そして「いつも店長のそばで働いている私は店長の真意を知っている。

 

本当はあなたに期待しているんだよ、だからあんなにきついことを

 

言うんだよ」と言いました。

 

そして「さっきは言い過ぎだったと伝えてほしい」と言われたそうです。

 

それを聞いた僕は、店長って本当は人情味のある人だと思いました。

 

それからは店長との信頼感が深まった気がしました。

 

日常のことに深く感動する僕は、こんな事をみなさんに伝えたくて

 

つい書いてしまいます。

 

いつもこんなブログでごめんなさいね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。