反省することの大切さ

 

おはようございます。

 

僕は今、スーパーで働いていますが、その品揃えの多さは

 

お客さんにとって魅力的に感じるのでしょうね。

 

お肉の場合はそんなに種類は多くありませんが、お菓子や加工食品などの

 

コーナーに足を踏み入れると、今まで一度も味わったことのない商品が

 

たくさん並んでいます。

 

すべての商品を買って食べるのはいくらお金があっても足りませんね。

 

先月のある日のことでした。

 

僕が売場で商品出しをしている最中に、防犯係が一人の女性を連れて

 

バックヤードに向かいました。

 

これはたまに見かける光景で、万引き犯が捕まった瞬間でした。

 

僕は捕まえられた女性の顔を見て驚きました。

 

なぜなら、その女性はいつも来店するお客さんで、僕が「いらっしゃいませ」

 

と挨拶をすると目を合わせて親しみやすく微笑んでくれていました。

 

彼女は品行方正な印象を僕に与えていたので、その光景を見た瞬間、

 

自分の目を疑いました。

 

彼女はそんな人ではありません。

 

僕は何かの間違いであってほしいと願いました。

 

でも、意に反して彼女のしたことは許されない行動でした。

 

僕はその防犯係と今までほとんど話をすることはありませんでしたが、

 

万引き対応が終わった後、気になってその時のことを尋ねました。

 

僕は知りませんでしたが、彼女は以前にも万引きをして

 

捕まったことがあるそうです。

 

そのときは反省の意を示し、初めてということで万引きした商品の

 

代金を払ってもらって許したそうですが、

 

今回は2度目ということで警察を呼んだようです。

 

その女性も万引きが見つからなければ、社会的には善人と

 

見なされたかもしれません。

 

話は変わりますが、この世の中に悪いことをしたことがない人って

 

いるのでしょうか?

 

法律に違反する行為だけではなく、他人に迷惑をかけることも含めてです。

 

僕の周りの人に聞いても、一度も悪事を働いたことがないと自信をもって

 

言える人はいません。

 

世の中には聖人などいなくて、神様はすべての人の悪事を見て見ぬふりを

 

しているのかもしれませんね。

 

僕も自分の胸に手を当ててみました。

 

僕自身も他人に迷惑をかけたことがたくさんあるし、極悪な人間かもしれません。

 

例えば、ある時出勤日なのに休みと勘違いして遅くまで寝ていて、

 

会社から心配の電話がかかってきたこともあります。

 

僕は慌てて嘘をついて体調が悪いと言ってごまかしました。

 

嘘つきは泥棒の始まりですね。

 

その後遅れて出勤した際に、正直に休みの日を間違えて今まで

 

寝ていたと報告し、嘘を言ってごめんなさいと謝りました。

 

それからは反省して2度と遅刻をしないように心掛けています。

 

これ以外にもたくさんありますが、恥ずかしいのでここまでにします。

 

万引きの話に戻りますが、見つかれば犯罪で、見つからなければ

 

犯罪でないというのは、その時の運次第のように思えます。

 

肝心なのは、金額の大小や捕まったかどうかではなく、犯した罪に

 

対して深く反省し、その重みを胸に感じることだと思います。

 

法律に反して捕まった人が反省し、罪を悔い改める姿勢を見せれば、

 

刑罰も異なるものとなることもあります。

 

僕が思うに、一度でも悪いことをした人がずっと悪人ではなく、

 

それに気づきその反省と謝罪を通じて善人になることができると思います。

 

神様はすべての人に立ち直りの機会を与えてくれるのです。

 

一方で、悪事を繰り返し、反省しない人こそが本当の悪人だと思います。

 

人は誰しも過ちを犯すことがありますが、その経験から学び、変わることが

 

大切だと思います。

 

最近、彼女はこのお店に買い物に来なくなりましたが、今度こそ

 

本当の善人になることを願っています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。