焦点を合わせること

 

おはようございます。

 

最近はいろいろと忙しく、ブログを書く時間がありません。

 

でも、時間があるときはできるだけ多くのブログを読むようにしています。

 

特に写真・カメラのグループのブログは以前からよく読んでいます。

 

僕のブログには写真がないので、みなさんの素晴らしい写真は

 

一目見て感動を伝えてくれ、僕を楽しい気分にさせてくれます。

 

もちろん、他のグループに掲載されている写真も素敵なものばかりです。

 

僕が思うに、きっとこれらの写真は単に目で撮られているのではなく、

 

心で撮影されているからこそ感動が伝わってくるのだと思います。

 

日常の些細な出来事の中の一瞬の感動を逃さず撮ることは、

 

心の焦点をうまく合わせることなのでしょうね。

 

まさに生きた心で撮られた写真は、読者に感動を与えますね。

 

話は変わりますが、僕が働くスーパーには青果部門で働く

 

とても真面目な男性がいました。

 

彼はお店では一番の働き者で、朝早くから夜遅くまで働いていました。

 

彼は仕事で手を抜くのが嫌で、すべての仕事をこなすことで

 

満足感と充実感を感じているようでした。

 

彼の性格は人に叱られるのが嫌いなタイプで、いい子ぶりを

 

好んでいるようでした。

 

でも、彼の仕事は上司から良い評価を得ていませんでした。

 

彼の仕事内容は薄っぺらいものばかりで、いつも上司に仕事内容の

 

不備を指摘されていました。

 

傍から彼の仕事ぶりを見ていた僕は、常に額に汗をかいて動き回る彼に、

 

「もっと楽をしなさいよ、同じ給料なんだから」と冗談半分で助言しました。

 

他人事だと思っていた僕は、いつも彼にそんなことを言っていました。

 

するとある時、思いがけなく彼は「もっと楽をしなさいといつも

 

言うけど、どうすれば楽ができるの?」と僕に聞いてきました。

 

僕は人情味を大切にする人間です、相談されては無視することはできません。

 

でも、困りました。

 

僕はお肉の仕事しか経験がなく、青果の仕事はしたことがありません。

 

どうすれば仕事が楽になるのかと思って、青果の売場に行ってみました。

 

僕は売り場を見て、何か物足りなさを感じました。

 

彼は朝から夜まで精一杯働いているようでしたが、

 

その売場はお客さんに感動を与えていませんでした。

 

報告業務などの事務作業で多くの時間を取られ、売り場作りに

 

力が入っていなかったようです。

 

その時、思い出したのがブログに載っている心のこもった感動的な写真でした。

 

僕は答えが出ました。

 

僕は彼にすべての仕事をするのではなく、重要でない仕事は

 

思い切って捨てるように忠告しました。

 

すると彼はそんな事をするとますます上司から叱られると言って、

 

僕の言うことに不満を持ちました。

 

僕はブログに載っていた感動的な写真を彼に見せ、

 

仕事の焦点を売場に合わせて心を込めて売り場を作れば、

 

上司だけでなくお客さんにも感動を与えられると説得しました。

 

ブログの写真に感動した彼は、僕の言ったように無駄な仕事はやめて、

 

売場に新鮮な旬の果物や野菜を並べることに専念しました。

 

すると、ブログの写真のように輝く売場が出来上がりました。

 

そして、いままで彼の仕事を褒めたことのない上司も、彼が作った

 

生き生きとした売場に驚きました。

 

何でもやるのではなく、無駄なことを省いて一点に集中することも

 

大切なことだと彼は気付いたようです。

 

僕はブログのお陰で彼に良い助言ができたことに感謝しています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。