おはようございます。
僕が老人ホームで働いていた時のことです。
僕が働いていた老人ホームの利用者さんの男女の割合は、
女性が8割・男性が2割くらいで、圧倒的に女性の利用者さんが多かったです。
そこの老人ホームに入居する時の年齢は、80歳を過ぎた人が多くて、
入居者さんの平均年齢は84、5歳くらいだったと思います。
僕が老人ホームで働く前は、老人ホームに入居している方の年齢は
70代後半くらいの方が多いのかと思っていましたが、
いつまでも自宅で健康的に過ごされるなら、それに越したことはありませんね。
話は変わりますが、僕が介護の仕事を始めたばかりの頃、介護の要領が
分からずバタバタして、利用者さんのご機嫌を損ねることがよくありました。
利用者さんが喜ぶと思うことをしても、そうでないことがよくありました。
利用者さんと僕とでは年齢がかなり離れていて、利用者さんの気持ちを
なかなか理解することができなかったからです。
利用者さんの中に、いつも僕の仕事ぶりを見ていて、僕の無能さに
呆れていた人がいました。
その人は男性で、人の気持ちを理解できる、人生経験の豊かな人でした。
そんな僕を見るに見かねた彼は、僕に親切にアドバイスしてくれました。
彼のアドバイスは、自分がして欲しいことの多くは、人も同じように
して欲しいと願っていると言うことでした。
例えば、友達と山登りをした時、暑くて汗をかいて喉が渇けば、
自分だけではなく同じように友達も汗をかいて喉が渇く。
そんな時、友達に水筒の冷たいお茶を分け与えれば喜ばれる。
利用者さんといくら年齢に差があっても、して欲しいことは皆同じ、
生活の上であなたが人にして欲しいと思うことは何でもして
あげなさいと言うことでした。
彼の話を聞いて、どんなに利用者さんと年齢が離れていても、
僕と同じ人間だと理解すれば心が繋がると思いました。
今僕はブログを書くようになりましたが、その時と同じ気持ちで
ブログを続けています。
一人ぼっちで寂しく書く僕のブログでも、どこかで誰かが読んで共感して
くれたら、それだけでうれしく思います。
同じように他の多くの人たちも、きっと、自分の書いたブログを読んで
もらいたいと思っているでしょう。
なので僕は、できるだけたくさんの人のブログを読んで、素晴らしいと
思ったり、共感したブログには☆をつけています。
すると僕が書いたブログにもやさしい気持ちが返ってきて、
とても幸せな気分になるんです。
ありがたいことです。
幸せになる秘訣は、自分がして欲しいことを人にしてあげることなのかも
知れませんね。