愛があるペットのブログ

 

おはようございます。

 

精肉部門もそうですが、スーパーの生鮮部門は開店前は忙しいのです。

 

開店までに売場に商品を作って並べるために、朝早くから出勤しています。

 

ある時、お店が開店して売り場に商品が揃い、僕が売場の状態を見ていると、

 

店長がそばに来て、「最近売場がマンネリ化しているが、やる気がないのか」と

 

僕を叱りました。

 

そして、「こんな売り場は恥ずかしい、よその店を見て勉強しなさい」と

 

僕を怠け者のように侮辱しました。

 

そんなことを言われて、僕は悔しくてたまりませんでした。

 

僕は店長よりずっと朝早くから出勤して頑張っているのに、そんなことを

 

言われて腹が立ちました。

 

次の日仕事が休みだった僕は、クルマで大型スーパーに行き、

 

勉強のために精肉売り場に行って売り場作りを見学しました。

 

でも、僕のお店と全然商品が違うし、売り場の広さも違います。

 

売り場作りも素晴らしく、とても僕には太刀打ちできそうにありません。

 

僕はすっかり自信を無くし、店長にどう報告しようかと悩みました。

 

気落ちした僕は、その後、気分転換に店内を歩き回りました

 

するとテナントのお店の中にペットショップがありました。

 

小さな子犬がガラスケースの中を走り回っているのが見えました。

 

僕はその可愛さに引き込まれるようにお店に入りました。

 

お店の中ではたくさんの人が、「可愛いね」と言ってペットの動きを

 

興味深そうに見ていました。

 

僕はその人たちを見て、ペットを可愛がる人はみんな優しい人

 

ばかりに見えました。

 

ペットの可愛らしさを忘れることができない僕は、家に帰って、その続きを

 

ペットのことが書いてあるブログに求めました。

 

すると、ブログにはペットショップで見た人と同じように、ペットを

 

家族のように可愛がる、優しい人ばかりでした。

 

優しい人たちに可愛がられるペットは幸せそうで、僕はとても羨ましく思いました。

 

そしてブログを書いた人の愛が、ペットを通じて、僕の心を熱くしました。

 

その時僕は、はっと気づき、これだと思いました。

 

僕の売場に不足していたのは愛だと気がつきました。

 

僕は翌日店長に、「僕の売場には愛がありませんでした」と報告すると

 

「そうだろう、お前はいつも、お客さんの食卓に幸せを届けるのが仕事だと

 

言っているだろう、それを忘れてはいけないよ」と僕を戒めました。

 

店長は僕に愛を持って叱ってくれたようです。

 

それから僕は、売場に愛をたくさん盛り付けて、心のこもった売り場作りを

 

するように努力しています。

 

僕はブログを書いた皆様には感謝しています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。