もうすぐ給料日

 

おはようございます。

 

僕の働く会社では、毎月25日が給料日です。

 

給料明細を見るたびに、金額は少ないのですが、この一か月、よく

 

頑張って働いたと思います。

 

給料明細には「これは会社からではなく、お客様からの気持ちです」

 

と書いてありますが、僕はそれを読んでいつも心が癒されます。

 

その反面、給料日には何を買おうかという楽しみよりも、少ない給料で

 

どうやって暮らそうかという不安の方が大きいです。

 

将来の子供の教育費や自分たちの老後の生活費、そして家族の病気など、

 

万が一のことを考えると、お金はいくらあっても足りません。

 

「世の中、お金がすべてではない」と言われますが、貧しい僕にとって

 

その言葉は虚しいです。

 

スーパーで働く僕は体力勝負です。ほぼ一日中立ち仕事をしています。

 

なので、夕方になると歩きすぎて足が疲れ切ってしまいます。

 

でも、そんな事よりつらいのは人間関係の難しさです。

 

お互いの価値観の違いが人間関係を損なうことがあります。

 

体の疲れは休めば治りますが、心の傷はなかなか癒えません。

 

苛立つ気持ちは、冷蔵庫の扉を閉めるときの音の大きさでわかります。

 

冷蔵庫の扉は怒りを発散させるのに役立っているのかもしれません。

 

スーパーだけではありませんね、働くってことはどんな仕事でも

 

つらいことはたくさんあると思います。

 

僕の友達には、いつも宝くじを買っている人がいます。

 

彼に「いつか当たったら、豪華に世界旅行でもするの?」と聞くと、

 

「そんなことは全然考えていないよ。宝くじが当たったら今のつらい

 

仕事から逃れて、地味にのんびりとした生活を送りたい」と言います。

 

彼の仕事はきっと本当につらいんでしょうね、僕は彼に同情します。

 

お金は生きるために必要ですが、お金のためだけに働くのは嫌ですね。

 

話は変わりますが、先日、家族そろって動物園に遊びに行きました。

 

中に入って歩いていると、突然、地鳴りのような重低音が聞こえました。

 

何だろうと思って恐る恐るそこに近づくと、ライオンの遠吠えでした。

 

僕は初めてライオンがこんなに大きな声を出すのを知りました。

 

さすが百獣の王、一家の大黒柱である僕に、その威厳を少し分けて

 

もらいたいと思いました。

 

しばらく歩いていると、寝そべっているトラがいました。

 

ただ寝そべっているだけで全く動かないので、あまり楽しくありませんでした。

 

すると娘が可愛い声で「このトラさんお父さんにそっくりだね」と言いました。

 

僕は娘に「お父さんはそんな勇ましいの?」と胸を張りました。

 

すると娘は無邪気に「違うよ、お父さんはお家にいるときはいつも、

 

このトラさんのようにソファでゴロゴロしているからね」と言いました。

 

娘はスーパーで働いているときの僕の姿を知りません。

 

僕は仕事で疲れて家ではゴロゴロして疲れを癒しているのです。

 

奥さんも娘も僕の苦労を理解してくれないのでつらいです。

 

毎月25日になると給料が入るのは当たり前と思っているようです。

 

動物園のトラのように、寝ているだけで食べていける生活が羨ましいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。