お金は魔物

 

おはようございます。

 

スーパーに勤めている僕は、いつも自分のお店で買い物をします。

 

買い物が終わってレジに並んでいると、現金ではなくカードなどを使って

 

キャッシュレスでお勘定をする人をよく見かけます。

 

僕はそれを見て、財布の中身を心配しないで買い物ができるのは

 

とても羨ましく思います。

 

本当はそうではないのかも知れませんが、支払いのスマートさを見ると、

 

お金に使い慣れたお金持ちに見えます。

 

僕はポイントの付く現金カードは持っていますが、クレジットカードなどは

 

ほとんど使いません。

 

なぜならば、僕の銀行口座はいつも残高が少ないので、買い物をし過ぎて

 

残高不足になって催促されるのが嫌なんです。

 

毎回滞りなく支払いを続けることで信用が生まれると思います。

 

一旦その話は置いておいて、3年前にさかのぼります。

 

その頃、同じお店の鮮魚部門に仲のいい先輩がいました。

 

彼は僕より2歳年上ですが、中途入社の僕より、仕事ではずっと先輩でした。

 

ある時彼は僕に、家に財布を忘れてきたので1000円貸してくれないかと

 

申し訳なさそうに頼みました。

 

そのときは給料日前で、僕の財布には3000円しか入っていませんでした。

 

僕はその日、そのお金を使う予定がありました。

 

でも、先輩にお願いされれば仕方がありません、お金を貸しました。

 

実はその日は僕の奥さんの誕生日で、仕事の帰りに花屋さんで

 

3000円で買える花束を買ってプレゼントをするつもりでした。

 

先ほど書いたように、現金でしか買い物をしない僕は、仕方なく

 

2000円で買える小さな花束を買って帰りました。

 

先輩に1000円貸したので、奥さんへの誕生日プレゼントが小さな愛に

 

なってしまいました。

 

奥さんは喜んでくれましたが、僕としてはもっとボリューム感のある

 

華麗な花束をプレゼントできなかったのがとても残念でした。

 

その後、彼はいつまで経っても僕にお金を返してくれませんでした。

 

僕は彼に催促をするのが嫌なので、お金が返ってくるのを待ちました。

 

彼は1000円くらいの軽い気持ちだったのか借りたのを忘れてしまったようです。

 

でも僕にとっては、奥さんの誕生日を祝う大切な1000円でした。

 

その後彼は、出世して本社の課長になりました。

 

みんなは彼のことを尊敬していますが、僕はお金を返してくれない

 

彼のことがまったく尊敬できません。

 

お金の貸し借りは信頼関係を失ってしまうこともあります。

 

1000円くらいのことでこんなに信用を失った彼がかわいそうです。

 

お金以外で人に助けてもらった時の恩返しは、できる範囲でもいいでしょうが

 

お金は魔物です、借りた時はきちんと全額返しましょうね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。